盂蘭盆会を挙行しました
令和5年7月20日(木)横浜清風高等学校では、学校関係物故者の供養として盂蘭盆会(うらぼんえ)を挙行しました。
1年生・2年生はアリーナで参加し、3年生は教室でリモートによる参加となりました。
盂蘭盆会では、生徒有志による散華の舞や献香・献花、全校生徒が読経・回向、学校関係物故者の戒名の読み上げ、代表による焼香を行いました。
その後、北海道丸山寺の高畑俊孝僧正による法話が行われました。高畑僧正はお盆の起源について「お盆という言葉はウラムバナというサンスクリット語からきたもので、それを中国の僧が盂蘭盆という漢字をあてました。本来は“さかさにつるされた苦しみ”という意味があります」とお話しくださいました。
そして盂蘭盆経(うらぼんきょう)の教えからお盆供養の意義について「お釈迦様の弟子の目連尊者(もくれんそんじゃ)が、自身の亡き母が餓鬼(がき)道という苦しみの世界に堕ちているのですが、どうしたら救うことができるのかをお釈迦様に相談しました。するとお釈迦様は「あなたの母は生前に我が子を思うあまり、他者への施しをしなかったことが原因で餓鬼道に堕ちたのです」と話され、「それを救うためには、3ヶ月の修行を終えた僧侶達が帰ってくる7月15日に、そのお坊さん達へ飲食(おんじき)を施しなさい、また、母だけで無く餓鬼道に堕ちた全ての者のために供養をしなさい」と教えられ、その通りにしました。すると目連尊者の母親は無事に浄土に向かうことができた、ということがお盆供養の起源となります」とお話しになりました。
また、供養というものの基本に「【衆生喜べば仏喜び、衆生悲しめば仏悲しむ】という言葉があります。これは仏様に対する一番の供養は、「仏様の愛する皆さまが、尊い命を謳歌して生きてゆくこと」を意味します。また、お仏壇やお墓にお参りする際に、手を合わせて、元気な姿を仏様に見せることも供養に繋がることとなります。自分自身の命に対して尊敬の念をもち、日々を大切に生きてください」とお諭しくださいました。
最後に全校生徒で盆会の歌を合唱し、盂蘭盆会を終了しました。
その後の終業式では植野学校長が「4月に立てた目標を達成できたかを振り返るのが、終業式です。何が良かったのか、悪かったのかを、次に向かうための大事なステップとして、具体的に振り返ってみましょう。目標が明確なほど、振り返りもしやすいと思います」とお話しになりました。
また、今後に関して「PDCAの考え方は大切です。2学期に向けてPlan(計画)し、Do(実行)し、Check(評価)し、Action(改善)して、充実した夏休みにしてください。」とお話しになりました。
最後に写真部による写真コンテスト入賞、ソフトボール部による県私学ソフトボール大会準優勝、漢字検定2級合格者、英語検定2級・準1級合格者への表彰があり、終業式を終了しました。