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　アリーナを通ると、床を蹴るバスケットシューズやバスケットボールのドリブル音に混ざって、女子生徒の気迫のこもった声が聞こえてきます。

　今回はバスケットボールを通して礼儀や心を学び、人として成長することを目指す女子バスケットボール部の様子をご紹介します。

　現在、女子バスケットボール部は引退した３年生に代わり、２年生を中心に部員数２１名で週６日間活動しており、関東大会出場を目標に取り組んでいます。

　練習前には全員で円陣を組み、声を出して気合いを入れてからメニューに挑むのが日課です。練習開始後の１時間はランニングやオフェンス・ディフェンスを意識したサーキットトレーニング、フットワーク等の基礎トレーニングを徹底して行い、バスケットボールに必要な身体能力を強化しています。

　また、ハンドリングやドリブル、１on１（１対１練習）等、基本に忠実な練習を実施し、個人技の上達を目指して取り組んでいます。

　休憩中でも必ず部員同士で声を掛け、お互いに支え合いながらハードメニューをこなしていました。

　３年生の引退後、新しいチームを引っ張るのが新キャプテンの神部絵莉花さん（２年生）です。練習中、常に周りに声を掛けて気を配る神部さんに、新たにキャプテンを任された感想を聞いてみました。

神部さん

「新しくキャプテンになり、チームを引っ張っていくことの責任を実感しています。引退してしまった先輩たちは本当に格好良くて、とても仲良くしてくれました。先輩たちと同じように部員ひとりひとりに声を掛け、視野を広げてチームをまとめていきたいです」

 今後の抱負についても聞いてみました。

神部さん

「先輩たちの引退が決まった時は本当に悔しい思いをしましたし、一緒にプレーできる機会が少なくなったので、とても寂しいです。だけどその思いをバネにしてこれからも厳しい練習に励み、関東大会出場を目標に頑張ります！」

神部さんは笑顔で力強く話してくれました。

引き続き、女子バスケットボール部への応援をよろしくお願いいたします！