花まつりを挙行しました
4月9日(水)にお釈迦様の誕生を祝し、アリーナにおいて花まつりを挙行しました。
- 生徒有志による散華の舞
- 新任の先生による灌仏
式典では、生徒有志による散華の舞、生徒会による献香・献花、読経・回向、新任の先生の灌仏の後、普光寺 副住職の栗田寛康僧正より記念法話をしていただきました。
- 般若心経を読経する生徒達
- 眞田有快理事長
栗田僧正は「私たちは、縁があってこの世に生を受け、そしてその命の中には、生きとし生けるもののために悟り、救いを求めたいという『仏性』、または『菩提心』と言われる仏様の心を宿しています。
しかし、私たち人間というものは、成長し頭が働くようになると、様々な欲が芽生えてきます。自分の思い通りになりたい、自分が偉くなりたい、という様な利己的な心が大きくなってきます。そして、自分の利益や関心事ばかりを優先して、他人を傷つけたり貶めたりしてしまい、私達が生来その命に宿している『仏性』がどんどん汚れてしまいます。
そのようなことを起こさないためには、皆さん1人1人が、生まれながらに持っている『仏性』・『菩提心』に気づくことが大事です。
そのためにお大師様は『身』と『口』と『意(こころ)』を清めて、お参りをしてくださいと言っております。
お坊さんの中では、『手に印契(いんげい)を結び、口に真言を唱え、意(心)を三摩地(さんまじ)に置く』というようにいわれます。
『手に印契(いんげい)を結び』というのは、合掌のことです。私が高野山で修行をしているときに、よく『合掌は自分の心を表している』と言われました。それは自分の『仏性』・『菩提心』が乱れていると合掌の形も乱れてしまうからです。
『口に真言を唱え』とはお経のことです。皆さんは般若心経をすでに唱えることができると思います。ご先祖様や、お世話になっている人達に、感謝の気持ちをこめて唱えましょうということです。
3つ目の『意(こころ)を三摩地(さんまじ)に置く』とは、仏様を信じ、感謝をする心のことです。その感謝を表す気持ちも、先ほどと一緒のように合唱して、仏様ありがとう。
この3つのことを意識して、皆さまひとりひとりが『仏性』・『菩提心を』宿しているを自覚していただき、生活していく糧としていっていただければと思います。
新たな願いや気持ちを込めて、いろんなことにチャレンジをしていただき、そのお願い事が皆様に叶うことを仏様と同じようにお祈り申し上げます」と諭されました。
- 普光寺 副住職 栗田寛康僧正
その後の始業式では、植野学校長から「今年は616名の新入生を迎えることができました。皆さんには新学期の始まりとして、有意義な1年になるようにしっかりと目標をもってほしいと思います。1年後の自分である「Goal」をイメージしながらPDCAサイクルを意識して、一日一日を大切に過ごしましょう」とお話がありました。
- 池田生徒会長
- 植野学校長
次に生徒会会長の池田さんが「新入生の皆様、この度はご入学おめでとうございます。今日は少しだけ早く高校生になった私から、学校生活を楽しくする秘訣を2つお伝えします。1つ目は、自分が選んだ道を信じていくこと、
2つ目は、出会いを大切にしていくことです。ぜひ、部活や委員会、学校行事に積極的に参加して、仲間の輪をどんどん広げていってください。この縁を大切にして、また新たな1年制フ生全員で青春の1ページを最高のものにしていきましょう」と新入生へ歓迎の言葉を述べました。
最後に新入生代表の田中さんが「私たちは、横浜青風高等学校の知恵と慈悲という仏教精神を胸に、自ら学び、多様な分野での活用活動や仲間との触れ合いを通して豊かな心を育んでいきます。高校生活は3年間と限られています。悔いの残らないよう、一瞬一瞬を大切にしていきたいです。」と宣誓し、始業式を終了しました。
- 新入生代表の田中さん
- 終了後は先生方の紹介がありました